10年来の推しに別れを告げるとき

 

2021年8月31日、FCの更新期限をもって私は小瀧望もといジャニーズWESTから降りる。

 

ジュニア時代から考えたら約10年ほど彼の、彼らのオタクをやっていたから、最後に思い出を書き残しておこうと思い、こうしてパソコンの前に座っている。

 

出会いは明確には覚えていないけれど、2011年か2012年あたりのin大阪だったと思う。元々少クラは見ていたけれど、関東にはないギラギラ感とかジュニア同士のバチバチ感が目新しくて、興味を惹かれた。

関東ではそこまで露出は多くなかったし、ゆる~く追ってるような感じだったけれど、少クラで関ジュが毎週出るようになったくらいから本腰を入れて追っていった気がする。自他共に認める面食いだし、最初は流星が好きだったけれど、望くんのその整った顔面から発せられた伝家の宝刀「いい加減、好きって気づけよ」っていうくっさいセリフにコロッといってしまった。当時の望くんの髪型はちょっとカッコよさがわからないときもあったけれど、顔の良さでそれはカバーされてた。イケメンって凄い。

そして色々あったけれどめでたく7人でデビューして、ドラマや映画に出たり、舞台をやったり、CDやDVDを出したり、コンサートをやったり、レギュラー番組をもったり。。。グループでも個々でも徐々にたくさんの仕事をもらって、追う側としても凄く充実して楽しい日々だった。

 

WESTV!のツアーが受験と被って参戦できなくなったあたりから、どこか気持ちが離れていくようになった。FCの限定動画に目を通さなくなり、レギュラー番組も毎回チェックしなくなった。翌年のWtoubleは参戦する予定だったけれど、ご時世的にダメになってしまった。配信という形で何度かコンサートを届けてくれていたけれど、2年くらい直接会えない状況が続いて、私の中で、ジャニーズWESTが “”画面の中の人たち“” になってしまった。

 

個人的に相当気持ちが離れているなと感じたのは、コンサートグッズを買わなくなったことだった。毎年、記念にもなるしと推しのグッズは絶対に買っていたのに、発表されても購入する気が起きず、後で考えようと先延ばしにしていたら購入期限は過ぎていた。

そして、極め付きは先月発売されたCDだった。『証拠』が発売されてから、ステージを歌1本で作ることが定番になりつつあって、そこにモヤモヤするようになった。そこでようやくチープな衣装を着て、よくわかんないけどちゃんと聴くといいこと言ってる歌を歌って、元気に踊ってる彼らが好きだったんだとわかった。本人たちは『証拠』が分岐点なんて話もしていたけれど、私はその分岐点の先についていけないと思った。これまで1度も途切れることなくCDを買ってきていて、いつまにか自分の中で義務化しつつもあったCD購入をやめることで、自分が彼ら対する気持ちを確かめることにした。流石に後悔が生まれるかと思ったが、そんな気持ちは全くといっていいほど出てこなかった。あ、終わりだ。そう感じた。

 

 

CDが発売されてからFCの更新期限まで約1ヶ月あったが、更新しないという気持ちが揺らぐことは1度もなく、今日まできた。

嫌いになったわけではないから、きっとテレビに出ていたら見ると思うし、曲も聴くと思う。けれど、これまでみたいには応援することはできないから、降りるという選択に至った。これからは茶の間で気楽に彼らの活動を応援していきたい。

 

 

最後に私に青春をくれたジャニーズWESTに感謝を伝えて終わろうと思う。

友達とバカみたいに盛り上がった内容はジャニーズWESTだったし、友達と一緒に参戦したのもジャニーズWESTが初めてだった。オタクと繋がってやり取りをするようになったのもジャニーズWESTが初めてだった。コンサートでは2年連続で誕生日に参戦してお祝いもしてもらって、今でもその幸せな記憶は残ってる。

誰かを全力で推すことの楽しさを教えてくれたのは望くんであり、ジャニーズWESTだった。

間違いなく、ジャニーズWESTは私の青春の1ページだった。10年という長い時間の中で素敵な思い出をたくさんありがとう。大好きでした。